みなさんに、新年早々「マジか!」と言わせる自信があります
1月4日が仕事初めだったんですが、そのときスタッフさんと仮面ライダーの話になりました
僕がまともに見た仮面ライダーはブラックだけなのですが(親友もライダーに改造され、悪の王シャドームーンとして戦わなくてはいけなくなる)、そんな知識の浅い僕でも、
「仮面ライダーは敵に改造される途中に逃げ出し、半分は人間、半分は改造人間として敵と戦う」というぐらいは知ってます
「しかしなぜ仮面ライダーの顔はカマキリみたいなのか?」という疑問が湧いてでましたので、僕は素直にスタッフの皆さんに聞いたわけです
真珠くんが言いました
「・・・バッタです」
バッタ?そうか、トノサマバッタか。言われてみればそうだ。カマキリじゃないな
しかし、なぜ仮面ライダーの顔はバッタなのか?
僕はいよいよ謎が深まりましたので質問しました
「なぜ、顔がバッタなの?」
スタッフさん一同「そこから!?」
なんと!かれらが言うには、仮面ライダーがなぜバッタの顔なのか、常識中の常識で、知らない僕は異端であらせられるというのです
いやいや知らんでしょう
そして、皆さんに教えてあげましょう。仮面ライダーがバッタである仕組みを!
仮面ライダーは・・・
怪人バッタ男なんですよ!!!!!!
皆さん、
バッタ男なんです!!!
ドドドーン!
え、えええええー!!!!
聞こえる。このブログを読んでる読者の叫びが聞こえる
そ、そうか!怪人バッタ男に改造されてる途中に逃げ出した、もし逃げ出さなかったら敵の一味になっていた!敵は全員「怪人~男」としてライダーに襲いかかってきた。すべてに合点がいくぞ!!!
点と点が
繋がった…!!!!
石ノ森先生は漠然と「バッタの顔かっこいいからバッタにしよう」と言ったんじゃないんです
哀れで醜い怪人バッタ男の姿。それこそが仮面ライダーだったんです!!
あまりにも僕が感心し、驚くので、スタッフさんらはドン引きし、こう言ってきました
スタッフさん「知らないやつなどいない」
わたし「いや、いる。わたしだ」
スタッフさん「あなただけだ」
わたし「妻も知らない」
スタッフさん「いや知ってる」
わたし「知らない。知るわけがない。彼女は人生において仮面ライダーをトータルで3分も見ていない。あとはリコーダーだかフルートだか笛を吹くだけのチャルメラのような学生生活で、仮面ライダーは彼女の人生に二度と関係しなかった。わたしは仮面ライダーブラックだけは1話から最終話まで姉とかじりつくように見ていた。そんなわたしでもその事実を知らなかった。つまりだ。仮面ライダーをそれなりに真面目に見た人間、それはつまり私のようなものだが、その立場の者はみなその事実を知らずに仮面ライダーを見ているはずだ。仮面ライダーかっこいいなあ、強いなあ。なんで顔がカマキリみたいなんだろう?ま、いっかー、そういうデザインなんだもんなー。いけいけやっつけろー、そういうものなのだ」
スタッフさん「ここに4人スタッフがいる。皆知っているし、皆、知らないあなたにドン引きしている。これが世間の反応だ」
わたし「あなたたちはオタクだからだ」
スタッフさん「あなたは漫画家じゃないか。オタクを突き詰めた仕事じゃないか」
わたし「そうだ。そんなわたしでも知らなかった。つまりオタクもなにも関係がない。皆、知らない」
スタッフさん「知っている」
わたし「いや、知らない。なんなら石ノ森先生も知らなかったのではないか。最終回近くになって、ひらめいた!バッタ男ってことにしようぞ!だったのかも知れない。それぐらい、無くても成立する知識だ」
押し問答が続きましたが、今でもわたしは、ほとんどの人間が「このブログで初めて知ったぞ!マジで!」と興奮すると思ってます
もちろん妻も知りませんでした。妻が知らないということは、同時にチャルメラのオッサンもこの事実を知らないことになります
どちらが正しいのでしょう
皆さん、判断をよろしくお願いします
追記・このブログを掲載後、「知ってた」という反応をたくさんいただきましたが、その意見がちょっとニュアンスが違っておりました
それは「仮面ライダーの顔はカマキリじゃなくバッタの顔って知ってた」というものだったのです。そうでなくて。それはどうでもよくて
僕が言いたいのは「仮面ライダーは怪人バッタ男だった」というのを知ってたか、その一点なのです
だったら知らんかったでしょう?ほら見なさい、あなたも、そこのあなたも、知らんでしょう。やっぱり!